標準誤差
標準誤差は、標本を繰り返し抽出したときに統計量がどの程度変動するかを示す尺度です。標準偏差が観測値の散らばりを表すのに対し、標準誤差は統計量の標本分布の散らばりを表します。
標準誤差は、標本を繰り返し抽出したときに統計量がどの程度変動するかを示す尺度です。標準偏差が観測値の散らばりを表すのに対し、標準誤差は統計量の標本分布の散らばりを表します。
標準誤差(standard error)は、標本から計算する統計量が標本抽出によってどの程度変動するかを表す尺度です。
標準誤差とは、統計量の標本分布の標準偏差標準偏差は、数値データが平均の周りにどの程度散らばるかを表す尺度で、分散の正の平方根です。分散の分母は、対象データ全体の記述か標本からの推定かによって異なります。です。同じ条件で標本を繰り返し抽出したとき、標本から計算する統計量や推定量がどの程度ばらつくかを示します。平均に限らず、統計量一般に使われる用語です。[1][2]
標準誤差が表すのは、標本抽出による統計量の変動です。ある一度の推定値と母数との差そのものや、推定量の偏りを表すものではありません。
独立2 つの事象 A, B について、B が起きたという情報を得ても A の確率が変わらない関係。数学的には P(A ∩ B) = P(A) P(B) または同値に P(A|B) = P(A) で定義する。排反性とは正反対の概念。な確率変数試行を行う前の段階では値が定まっておらず、試行を行うと確率分布に従って値が一つ定まる量。慣習として変数本体は大文字、試行後に観測された具体的な値(実現値)は小文字で書き分ける。 の和の分散分散は、データが平均の周りにどれほど散らばっているかを表す統計量です。各データと平均との差(偏差)を二乗して平均し、元データの単位の二乗で表します。は、それぞれの分散の和です。
これが になるのは、各変数の分散がすべて等しい場合です。独立であることだけでは、この等式は導けません。同じ分布から得た確率変数であれば、分散が定義されるとき各変数の分散は等しくなります。[4]
仮想例として、分散 の同じ母集団母集団は、調査や研究で対象とする人・物・出来事の全体です。どの範囲を母集団とするかは問いに応じて定め、そこから一部を取り出したものを標本と呼びます。から、互いに独立な観測値確率変数 X が試行を実行した結果として実際に観測された具体的な数値 x のこと。試行前の「値が定まっていない箱」が X、試行後に箱から出てきた「具体的な数」が x。 を得る場合を考えます。標本平均を とすると、その分散は 、標準誤差は です。[2][4]
母標準偏差 が未知なら、標本標準偏差 を使い、標本平均の標準誤差を と推定します。[2][6] これらは標本平均についての式であり、標準誤差一般の定義ではありません。
標準偏差は、観測値や確率変数の分布における値そのものの散らばりを表します。標準誤差は、統計量の標本分布における統計量の変動を表します。つまり、両者は「どの値のばらつきを測るか」が異なります。[1][5]