用語解説統計
母集団
母集団は、調査や研究で対象とする人・物・出来事の全体です。どの範囲を母集団とするかは問いに応じて定め、そこから一部を取り出したものを標本と呼びます。
母集団は、統計調査や研究で調べたい対象の全体を指す用語です。対象は人に限らず、物や出来事も含みます。
母集団とは、調査や研究で定めた範囲に属する人・物・出来事の全体です。どの範囲を対象とするかは、調査の目的や問いに応じて決めます。そのため、母集団は必ずしも国全体のような大きな集団ではありません。(総務省統計局「統計用語辞典」、総務省統計局「データ・スタート」)
仮の例: ある学校の在校生の通学時間を調べるなら、対象を「その学校に在籍する生徒」と定めた場合、その生徒全員が母集団です。生徒の一部を選んで調べたものが標本(サンプル)です。母集団の全員を調べる方法を全数調査、一部を選んで調べる方法を標本調査といいます。(総務省統計局「全数調査・標本調査」)
調査の範囲に関する用語として、目標母集団は調査対象として定めた範囲、調査母集団は実際に調査で情報を得られる範囲を指します。両者は一致するとは限りません。(e-Stat「統計母集団」)
母集団は調査対象の集合であり、分布は、その対象について測った値がどのようにばらついているかを表します。したがって、記事などでいう「母集団の非対称性」は、厳密には母集団に属する対象から得た変数の値の分布の非対称性を指すと読むのが適切です。母集団そのものと、その母集団に関する値の分布は同じものではありません。(総務省統計局「推測統計」)