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Fed空白週、ISMと失業保険が来週の横断相場を分ける(2026-W28)

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W28 は、NFP 下振れ後の利上げ確率低下がどこまで延命するかを見極める週だ。CPI は 7/14 の W29 にずれるため、週内の焦点は 7/7 ISM サービス業 PMI と 7/9 米新規失業保険申請に集約される。株式は二層構造、為替は円最弱、商品はフロー主導の貴金属高、暗号資産は IBIT 流出継続という内部乖離を抱えたまま、次のマクロ判定を待つ。

先週の出発点は、NFP +57K が予想 +110〜115K を大きく下回ったことだ。7/29 FOMC の利上げ確率は 28.9% から 19.8% へ低下し、DXY は週次 -0.5% に傾いた。これを受けて金は +2.3%、BTC は週次 +3.58% と反発した一方、株式内部では Dow が 52,900.07 で最高値を更新しながら Nasdaq 100 は -3.13%、SOXX は -5.57% と崩れた。表面はリスク選好でも、内部はかなり割れている。

W28 は Fed・BOJ の会合がなく、FOMC 議事録も 8/7 で週外にある。CPI は 7/14(W29)で統一して見るべきで、W28 の主役は 7/7 ISM サービス業 PMI と 7/9 米新規失業保険申請になる。ISM ではヘッドラインより、サービス価格と雇用の組み合わせが重要だ。失業保険は NFP の弱さが単月の揺れか、雇用減速の継続かを追試する材料である。

株式では、S&P 500 の 200日線上回り比率 S5TH が 65.87 と健全な一方、NVDA -12.56%、MSFT -11.52%、MU -8.32% という mega-cap の月次下落が続く。裾野の強さが先頭株の崩れを吸収できるか、PEP・DAL 決算と SKHY 上場が半導体売りを深めるかが焦点だ。株式編で詳述する。

為替は、ドル安より円安の粘りが目立つ。USD/JPY は 160-163 の非対称レンジで下向きに傾くが、2年金利差 279bp のキャリーが下値を支える。DXY -0.5% の主役は EUR/USD +0.6% で、円の対ドル上昇は +0.40% と主要通貨で最弱だった。ドル安を取るなら EUR/USD・GBP/USD が素直で、ドル円は介入警戒とキャリーが交差する。為替編で詳述する。

コモディティは、銀 +6.08% が金 +2.3% の 2.64 倍上昇したことが、実需より金融フロー主導だったことを示す。金の COT ネットロング +181.3K は混雑し、WTI は $67〜$71 の範囲で EIA 在庫と IEA 月次報告を待つ。CPI 本番が W29 にずれるぶん、W28 は貴金属ロングと原油の在庫タイトを抱えた仕込み週になる。コモディティ編で詳述する。

暗号資産は、7/3 の BTC ETF +$221.7M 流入だけでは転換確認にならない。週ネットは -$304.92M で、最大 AUM の IBIT は -$40.43M と 11日連続流出だった。BTC は $57,735 から $63,200 へ戻したが、月次 -20.48%、YTD -22.9% の下落トレンド内の反発でもある。W28 の判定は IBIT の週次符号と ISM サービスに絞られる。暗号資産編で詳述する。

来週の横断像は、NFP 後のハト派再プライシングが延命するか、サービス価格や雇用の粘りで巻き戻されるかに尽きる。ISM と失業保険が弱ければ、株の裾野、貴金属、BTC の反発は続きやすい。強ければ、半導体の売り、円キャリー、金ロングの混雑、IBIT 流出という内部の弱さが再び前面に出る。W28 は結論を出す週ではなく、7/14 CPI へ持ち越すポジションの質を選別する週である。

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