ドル円: 上は162介入、下は弱NFPで非対称な高止まり週(2026-W27)
USD/JPY 161.76 で W26 終了。上は162介入・下は弱NFP、損益比1:9.6の非対称な高止まり週。来週の介入トリガーと円キャリーの分岐を主要キーレベルとともに読む。
ETH +2.2%の正体は $555M のショートスクイーズ:W25 crypto、買い主体ゼロの週
ETH 週次 +2.2% の実体は 6/16 の 5.55 億ドルのショートスクイーズで、OI・ファンディング・ETF フローは新規買いの不在を示す。BTC は -1.3%、FOMC タカ派ドットと Iran 和平崩壊で全面安となった週。
コモディティ週次: ホルムズ再開で原油 -8.9%、FOMC 圧力で金 -2.1% — 2026-W25
コモディティ 8 銘柄中 7 銘柄が下落したが、原油はホルムズ海峡再開、金は FOMC の実質金利上昇、銅は米関税と下落要因は別系統だ。年初来では原油 +35.1% と金 -4.3% に二極化している。
ドル高はドルを買った勢力でなく欧州通貨を投げた勢力が作った(2026-W25)
DXY 週間 +1.1%・年内最高値はドル買いではなく欧州通貨売りが作った。寄与は欧州 3 通貨で 76%、円は 7.6% にとどまる。USD/JPY は介入水準 161.76 を超えたが上昇速度が緩く、2024 年型の実弾介入は出にくい。
S&P +0.93% の内側:SOXX一点突破が指数を水増しし、breadth は FOMC で剥げたまま(2026-W25)
S&P +0.93% の実体は半導体 SOXX(+8.95%)の一点突破による水増しで、breadth は FOMC のタカ派ドットフリップで崩れたまま。日経 +7.92% も 6/16 単日に 64.7% が集中した薄い上昇だ。
今週の市況: Fed ドットフリップで実質金利1本が全資産を動かした週(2026-W25)
Fed がドット中央値を利下げ示唆(3.4%)から利上げ示唆(3.8%)へ +40bp フリップした週。6/17 に DFII10 が +9bp スパイクし、株安・暗号 ETF 流出反転・金安が米実質金利 1 本の経路で同方向に動いた。この実質金利は週後半に 56% 戻し、ネット +4bp で着地。為替だけは別の経路(絶対水準キャリー 名目差 約 2.8%pt)で動いた。
今週の市況: 紙が先に和平を織り込んだが現物の配管は不変だった週(2026-W24)
6/11〜12 の米イラン和平報道が原油 -6.25%・米 10 年金利 -8bp・SOXX +10.46%・BTC ETF 7 日連続流出ストップを 2 日間に集約させた。だがホルムズ 106 日閉鎖・米原油在庫 7 週連続減・介入後 6 週で円全戻し・機関 BTC 保有 13F -16.6% と現物配管は不変のまま。来週は日銀議長空白下の利上げと FOMC 新議長初会見が同週に重なる。
金利デーの二極分化: NFP +17.2 万人が 265k の二段構造でデュレーション資産を一斉に売った週(2026-W23)
S&P と日経が史上最高値を付けた週末に、5 月 NFP +17.2 万人(予想の 2 倍)が金利デーを起こし、NDX・半導体・金・BTC を一斉に売った。6/10 CPI から 6/16-17 FOMC(Warsh 体制初)まで続く中銀連休週を 4 spoke 横断で読み解く。
今週の総評: 停戦 MOU と AI サーバー +757% が同日に交差した週(SPX 9 週連続プラス、BTC は ETF 9 日連続流出)
停戦 MOU と Dell の AI サーバー +757% が同日に交差した週の総評。エネルギーから AI への資金再配分と「動けない FRB・孤立する日銀」の 2 本の横串で、SPX 9 週連続プラスから来週 NFP までを俯瞰する。
USD/JPY 91 銭幅に押し込まれた週(介入 11.7 兆円の鉛と日米中銀の綱引き)
USD/JPY が週レンジ 91 銭幅で膠着した週。介入 11.7 兆円の実弾公表が上値の鉛、日米金利差 3.00pt が下値の床として両側から挟む構造を、FOMC 反対 4 票・ECB 利上げ観測まで含めて分解する。