利下げ行なき二重価格をCPIが裁く — 政策空白のW33
W33はFOMCも日銀会合もない。主戦場は8/12 CPI→8/13 PPI→8/14小売のインフレ・需要トリプルと、8/10日銀「主な意見」。確率表に利下げの行がないまま株・金・BTCが動いた二重価格を、コアMoMが裁く週だ。
来週のドル円は東京不在の時間帯で決まる — CPI二面性とユーロの距離(2026-W33)
8/7のドル安は日銀中心相場158.56からYahoo終値157.745まで、東京引け後のNYセッションでほぼ全量が出た。政策金利差262.5bpは5週間不変なのにUSD/JPYは月次−2.84%。来週は8/11山の日休場と米統計6件がすべて21:30 JST以降で、同じ構造が最も強く出る。8/12 CPIはコンセンサス通りでもヘッドライン減速とコア再加速が同時に出る。ドル安の距離が残るのは円(年初来フラット線まで−0.65%)ではなくユーロ(+1.63%)だ。
米CPI週の株式 — 最高値の前提を裁く3つの分岐(2026-W33)
S&P 500は終値史上最高値圏にあるが、週次上昇の約9割は雇用統計前に完成していた。来週は7月CPIが「利上げ遠のく」と「ディスインフレ閉鎖」のどちらの読みを裁くか、AIハード3決算と小売・UMichが二次判定する。
W28 コモディティ: EIAとIEAが問う「フロー主導の全面高」の耐久性
先週の商品全面高(銀 +6.08% は金 +2.3% の 2.64 倍)は、NFP 大幅ミスが引いたドル安フローが弱いファンダの上に乗った週で、実需回復ではない。金融ベータ順の値動きがフロー主導の証拠だ。混雑した金ロング(COT +181.3K)と原油の下値 67 ドルは、来週のEIA 週次在庫・IEA 月次報告で足元を試され、米 6 月 CPI はW29で改めて判定される。金 4,000〜4,300 ドル・WTI 67〜71 ドル・銀 60〜64 ドルが来週の分岐点だ。
来週の株式は二層構造の分岐点: PEP/DAL 決算と SKHY 上場が cap-weight 崩れを裾野へ伝染させるか(2026-W28)
S&P500 の 200 日線上回り比率 S5TH は 65.87 と健全ゾーンにあり Dow は最高値 52,900.07 を更新したが、mega-cap は 1 ヶ月で NVDA -12.56%・MSFT -11.52% と全面安、Nasdaq100 は 3 営業日で -3.13% 下げた。健全な breadth と先頭株の崩れが同居する二層構造だ。先週はヘルスケア +5.21%・金融 +4.06% と半導体 -5.57%・テック -2.16% のセクター発散が鮮明。W28 は PEP・DAL 決算と SKHY 上場が、第1層(過熱先頭株)の崩れを第2層(裾野)へ伝染させるかを判定する。最大マクロ変数の米 6 月 CPI は 7/14(W29)に控える。